【世界のあるある】ロシア人っておばさんになるとどうして太るの?

ロシア人女性の印象は年代に応じて一変する?!

若いロシア人女性には美人が多い

皆さんはロシア人女性に対してどのような印象をお持ちでしょうか。もちろん人によってイメージする人物像には差があって当然ですが、一般的にはスラっとした体形でサラサラの金髪、青く澄んだ瞳、そして見とれてしまうほど小顔な女性を思い浮かべる方が多いはずです。

スポーツ界に目を向けてみても、やはりそういったイメージに違わない女性が数多く活躍しています。例えば長年に渡りトップのテニスプレーヤーとして活躍しているマリア・シャラポワ選手もロシア人ですし、その美貌から日本にも多くのファンを持つフィギュアスケート選手のユリア・リプニツカヤ選手もロシア人です。

マリア・シャラポア

ユリア・リプニツカヤ

スポーツやテレビの世界で活躍する女性だけではなく、雑誌やテレビで映される一般のロシア人女性もモデルと見間違えてしまうような人物が多いので、ロシア人=モデルのような美人というイメージが定着していることにも頷けます。

ロシア人おばさんのイメージはと言うと…?

若いロシア人女性へのイメージが「美しい」というものであることに対して、ロシア人おばさんへのイメージと言えばどうでしょうか。若い女性に抱く印象からは一転して、太っているというイメージが頭に浮かんできますよね。一部ではロシア語で「おばさん」を意味する「バブーシュカ」から作られた「バブーシュカ爆弾」という言葉もあるほど、ロシア人女性の体形は年代によって大きく変化すると語られています。

若い頃のタチアナ・タラソワ

最近のタチアナ・タラソワ

しかし何故、あんなにも細く美しかったロシア人女性が、ある一定の年齢を境目に一気に体重を増やしてしまうのでしょうか。多くの方が疑問に感じているこの問題についてあらゆる点から調査し、結論を導き出していきます。

ロシア人女性が太る原因は食生活にあった!

ロシア料理のカロリーは総じて高い

長い歴史と広大な国土を持つロシアですから、当然独自の料理も数多く存在しています。日本でも有名なロシア料理といえばボルシチとピロシキですよね。この二つの料理はロシア人に定番のメニューであり、頻繁に口に運んでいる料理なのですが、特に挽肉や魚肉、卵、ジャガイモ、チーズなどで作られた餡をたっぷりと敷き詰め、パン生地で包み、油で揚げたピロシキが高カロリーであることは誰がどう考えても間違いありません。ボルシチは単体で食べるとさほどカロリーの高い料理ではありませんが、スメタナというサワークリームを添えて食べる方がロシアには多く、その結果カロリーが跳ね上がってしまいます。

ロシアでは主食としてグレーチカという物が頻繁に食されています。これは蕎麦の実を煮込んで作られるため、お米と比較してむしろヘルシーであると言われていますが、グレーチカ以外の主食は問題です。ヨーロッパらしくパンを食べることは勿論、ジャガイモやマカロニが大量に消費されており、このような食生活の積み重ねがロシア人と肥満を結び付けているとも考えられます。

郷土料理も高カロリー食が目白押し

ロシアで有名な郷土料理の一つに「サーロ」という品があります。サーロは豚の脂身を塩漬けにした料理であり、ロシア人はお酒のつまみとしても、食事の一品としてもサーロを好んで食べています。元々はウクライナで誕生したサーロですが、広いロシアでも知らない人がいないというほど有名であり、ごく一般的な料理として親しまれています。

サーロにはビタミンや不飽和脂肪酸が豊富に含まれていることから、ロシア人の間では健康食として扱われていますが、まるで焼き肉をするときに使う牛脂のような見た目であるため、我々日本人にとっては不健康な食事にしか見えません。写真を眺めているだけでも胸やけを起こしてしまいそうなルックスですが、ロシア人はこれを煮たり、焼いたり、あるいはそのままパンと一緒に食べたりしています。

ロシアはスイーツも炭水化物だらけ

ロシアで朝食やおやつの時間に出される定番のスイーツに「マンナヤカーシャ」という食べ物があります。これはセモリナと呼ばれる小麦粉の一種に牛乳と塩、砂糖、バターを加えて作るお粥のような料理で、ここにイチゴやバナナなどのフルーツをトッピングして食べられています。姿かたちは全く違いますが、パンケーキのような位置付けの料理とも言えるでしょう。

このマンナヤカーシャは安価な食べ物ということもあり、ロシア全土で多くの人々に好まれていますが、その大半が炭水化物とタンパク質で作られています。決して派手な高カロリー食という訳ではありませんが、このような料理を毎日のように食べているといずれどうなるのかを想像してみると、ロシア人が年齢を重ねるに連れて太っていく理由も分かるような気がしてきます。

ロシア人の生活習慣や気候が肥満にさせている?!

寒さがロシア人の生活習慣を乱す

ロシアの寒さは日本人が想像できる領域にはありません。夏場には温かくなるモスクワやサンクトペテルブルクでも冬季には最高気温ですらマイナス5度以下になることが当たり前で、寒い地域ではマイナス20度や30度といった寒さが日常的に続きます。特に極東地域ではマイナス67度という驚異的な寒さに見舞われ、2018年に2人の男性が凍死するという悲しい出来事も起こっています。

一歩間違えば死の危険すらあるのですから、積極的に外出して遊んだり、体を動かしたりしようとする人はロシアでは少数派です。その結果として慢性的な運動不足に陥ってしまうことにもなりますし、カロリーをほとんど消費していないにも関わらず、前述したような高カロリー食を摂取し続けることになってしまいます。これでは、代謝量が低下する30代頃からロシア人女性が太り始めてしまうのは当たり前と言わざるを得ません。

寒い地域で生き延びるためには脂肪が必要

このような寒い地域で生きなければならないことは、遠い昔からロシア人が抱え続ける宿命です。過酷な寒さの中で命を守るためには体内脂肪が多いほど有利になりますから、長い歴史の中で脂肪が溜まりやすい遺伝子や体質を持つ女性がロシアには多いと考えられています。つまりロシア人女性が次第に太っていく理由の一つには、ロシアという国家が持つ特殊な地域性が深い関りを持っている可能性も高いのです。

ロシア人女性から我々が学ぶべきこととは

太る仕組みを考えれば決して他人事ではない

このように、ロシア人女性が太る理由にはロシアの文化や特性が大きく関与していることが分かります。元々太りやすくなる要素を多く抱えた国民性であることに加えて、結婚・出産を経て外出する機会が減り、カロリーを消費しにくくなることこそがロシア人女性がおばさんになってから太ってしまう理由として結論付けられます。さらに言えば、太陽光に当たる時間が制限されることでビタミンDを生成できなくなり、乾燥肌になって顔にシワが寄りやすくなることもロシア人女性の劣化に拍車をかけています。

しかしこれらの問題はロシア人だけが抱える特殊な問題ではありません。ロシア人が太りやすい理由を凝縮すると結局は不摂生な食事と運動不足に行き着くのですから、このメカニズムは日本人にとって決して他人事では無いのです。世界中の人から「日本人は中年になると太る」という印象を持たれないようにするために、一人一人が生活習慣について今一度見直してみるべきなのかもしれませんね。

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