海外セレブに大人気!週にたった2日食事を減らすだけの5:2ダイエットとは?

ダイエットには食事制限が大事ですが、過激で過剰な食事制限までする必要はありません。

5:2ダイエットならば週に2日だけ食べる品目を制限するだけのお手軽プチ断食。しかしこれが意外と効果が高くてブームの兆しを見せています。

5:2ダイエットのやり方や長続きさせるためのコツ、そして注意点とは?

5:2ダイエットとは

イギリス人マイケル・モズレー博士が提唱し流行した5:2ダイエットは、1週間の中で2日間プチ断食をして、残りの5日間は普通に食事をするというダイエット方法です。日本でもモズリー博士の書籍「週2日ゆる断食ダイエット」がベストセラーになりました。

断食中の日でも女性の場合は500キロカロリー、男性の場合は600キロカロリー食べることができます。モズレー氏は、断食の日は朝食で600キロカロリー食べてしまって、後はお茶だけで1日を過ごすという方法を取っていました。そして、5:2ダイエットを5週間続けた結果、6kg体重を減らすことに成功しています。

5:2ダイエットは2日間だけ我慢をして、後は好きなものが食べられるので、そこまで即効性のあるダイエットではありません。

しかし、このダイエット方法を長期間継続していくことで徐々に胃が縮小し食欲を抑えられるので、断食以外の日も自然と食べる量が減っていきます。また、週に2日内臓を休ませることで、腸の消化吸収を改善することができます。

このように5:2ダイエットは、ダイエットに留まらず多方面にいい健康効果をもたらします。

5:2ダイエットのやり方

週に5日間は普通に食べて、カロリー制限をする必要はありません。その代わり、残りの2日間で、カロリー摂取量を1/4に減らします。

断食するのは週末と決める必要はありません。平日に断食をして、週末は家族や友人と食事を楽しむ、といったこともできます。ただし、2日連続して断食するのはNGです。曜日は固定した方が身体が順応しやすくなり、長期的に負担がかかりにくくなります。

プチ断食する日はたんぱく質と野菜、低GI食品だけOK

プチ断食をする日は、たんぱく質野菜低GI食品だけ食べます。低GI食品で、血糖値の上昇を緩やかにするように心掛ける必要があるのです。

飲み物は、水やお茶コーヒーなどにしましょう。飲み物は腸を冷やさないように温かいものを飲むようにするといいですね。また、朝起きた時にすぐ白湯を飲むようにすると、デトックス効果や代謝アップに繋がります。

食事は例えば、キャベツ100gで22.9キロカロリー、豆腐100gで55.9キロカロリー、鶏胸肉(皮無し)100gで108キロカロリーといったように、きちんとカロリー計算する必要があります。通常の食事をする5日間は、炭水化物やアルコールなどを摂取してもOKです。ですが、明日は断食だからと沢山食べてしまったりすると意味がありませんよ。

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長続きのコツ

鶏肉といっても、胸肉とモモ肉ではカロリーが大きく異なります。しっかりカロリー計算をして、食材を用意することが成功の鍵となります。

慣れないうちは少量でも3回に分けて食べたほうが血糖値の上昇を抑えることができるので、空腹を抑えられます。

また、1口につき30回くらい噛んで食べると、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐことができます。よく噛むことで唾液の分泌が増えて消化も良くなり、ダイエット効果が高まります。また、よく噛んで食べると顔の筋肉が刺激されて小顔効果も期待できるなんて思わぬ副産物も。

5:2ダイエットの注意点、やってはいけない人

5:2ダイエットは成長期の子供には相応しくないダイエット方法です。体を丈夫にする骨や筋肉の発達に影響を及ぼしたり、女性の場合は生理が止まってしまうなどの恐れがあるからです。

それから、妊娠中に必要以上に体重が増えてしまうとダイエットをしなければと思われる女性がいますが、妊娠中にダイエットをすると胎児の成長に影響を及ぼしますので妊婦の方は避けましょう。授乳中の場合も、食べた物がダイレクトに赤ちゃんに届きますので止めておきましょう。

また、糖尿病の人が5:2ダイエットを行うとプチ断食明けの食事の際に血糖値が極端に上昇してしまう危険性があります。他にも、病院に通院している人などは医師に相談した上で行いましょう。

5:2ダイエットの効果

5:2ダイエットはもちろんダイエットが目的ですが、ダイエット以外にも様々な効果があるとされています。

デトックス効果

断食をすると、体の中に溜まっていた老廃物を排出しようとする力を高めることができます。そのため腸に溜まっていた宿便を出す効果が高くなります。腸内環境が改善されると、痩せやすくなる善玉菌が増えるというメリットがあります。それから、老廃物が排出されることで、リンパの流れが改善されて、肩こりや自律神経の乱れも改善することができます。

免疫力アップ

5:2ダイエットを行って腸内環境が改善されると、風邪を引かなくなったり花粉症の症状が出なくなったという声が多く聞かれます。また、免疫力がアップされたことで気力が湧いて前向きになることができます。

アンチエイジング効果

老化は、腸から始まると言われています。リンパ球の6割が腸に集まっていますし、脳以外の神経の5割が腸に集まっているからです。しかし、糖質や脂肪の多い食事や食物繊維の摂取量不足、また抗生物質や痛み止め風邪薬の安易な服用によって、腸内が荒れている人が多くなっています。悪化している腸内を5:2ダイエットによって改善することで、肌を美しく健康に保つことができるでしょう。

自律神経の改善

自律神経の乱れのよって、眠りが浅くなったり、不眠になってしまうと、血流が悪化して太りやすくなります。5:2ダイエットは、自律神経の乱れを整えて、質の良い睡眠を確保する効果もあります。女性の場合、自律神経が整うと、ホルモンバランスも整って、痩せやすくなるといったメリットもあります。また、イライラした気分を改善してリラックスすることができます。

脳が活性化

適度に飢餓状態を作ることで、脳が活性化されると言われています。実際に、食生活に気を付けている人とそうでない人とを比較すると、食生活に気を付けている人の方がアルツハイマーになる確率が低くなる調査結果も出ています。

生活習慣病の予防

5:2ダイエットを長期間行うと、徐々に血圧が正常値に戻ったり、コレステロール値が低下するなど、健康診断での数値が改善しやすくなります。

海外セレブも実践中

ミランダ・カーと言えば、スムージー、コンブチャなど、様々なダイエットを実践していることで知られています。モデルであり母でもあるミランダは、ジャンクフード好きな面もあり気を抜くと、太りやすい体質だそうです。そんなミランダは、5:2ダイエットで、スムージーを取り入れて、しっかり痩せることに成功したそうです。他にも、ビヨンセ、ジェニファー・ロペスも5:2ダイエットで健康的に痩せることができたそうです。

日本では、お笑いタレントのやしろ優がテレビ番組で5:2ダイエットに挑戦して、12日間で2.9kg体重が減り、最終的に1ヶ月で8.2kgも痩せることに成功しました。ウエストはなんと15cmも細くなりました。

やしろ優が5:2ダイエットについて書いた記事

5:2ダイエットまとめ

5:2ダイエットはダイエットの難易度としては比較的簡単に始められるダイエット法です。まずは深く考えずに気軽に始めてみませんか?

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