これなら太らない!おいしい低糖質ビールのランキング

糖質制限ダイエットにチャレンジする時、ごはんやパン、麺類・あま〜いスイーツなど我慢しなければいけない食べ物は沢山ありますね。
なかでも「アルコールの制限が辛い!」という方は多いのではないでしょうか?
そんな声に応えて数年前からビール業界各社から低糖質ビールが沢山発売されています。
最近では、味、品質ともに進化を遂げているようです。
味の特徴も踏まえてランキングしてみましょう。

低糖質ビールとは

そもそも糖質って何?

糖質はご飯やラーメンにフルーツなどに多く含まれていて、人間のエネルギー源になる反面あまりにも多く摂りすぎると脂肪として蓄積されて肥満になりやすいという危険性も持ち合わせています。そして何より怖いのが糖尿病。一度糖尿病を発症するともう普通の体には戻れません。一生を通じて糖質制限食生活を送らなければならない羽目になってしまいます。

糖質が多く含まれているアルコール類は日本酒やワインなどがありますが、ビールはその代表格とも言えるでしょう。日本酒やワインなどと比べてアルコールの度数が低く喉越しがいいビールはついつい飲みすぎてしまいがち。また、ビールに合うおつまみはどうしても糖質が多めのものになりがちなので、余計に糖質を摂りすぎてしまいます。

低糖質ビールが人気になってきた

ほんの30年前まではビール類といえば本家本元のビールだけっていう時代がありました。その後、1990年代に発泡酒が開発されて、さらに2000年代に入って第三のビールと呼ばれるものが登場して「ビール類飲料」はどんどん低価格になって庶民でもたくさん飲めるようになりました。一方で、麦芽を原料とするビールにはどうしても糖質がたくさん含まれているという現実もあります。

ビールはたくさん飲みたいけれど糖質は抑えたい
そんなジレンマを抱えるビール党に今人気なのが「低糖質ビール」なのです。

低糖質ビールは「糖質オフビール」と呼ばれることもあります。通常のビールに含まれる糖質は350ml缶あたりで3g以上。それに対して低糖質ビールは糖質をほとんど含みません。低糖質ビールの開発直後は1gから2g程度含まれている商品が多かったですが、その後も糖質をカットする技術が進化した結果、ここ数年店頭に並んでいる低糖質ビールのほとんどは糖質0となっています。

糖質だけじゃなくプリン体やカロリーカットなども

低糖質ビールは糖質が低いだけではなく、痛風などの原因となるプリン体も劇的にカットされている商品が多いです。またカロリーも通常のビールに比べて3分の2ほどに抑えられているなど、とにかく多方面に渡って健康に配慮されています。

毎日ビールを飲む人が通常のビールから低糖質ビールに置き換えるだけで、血圧が下がり体重も減るといった効果が見込めるでしょう。これだけ低糖質ビールが進化した今、低糖質ビールを飲まない理由はありません。

低糖質ビールの欠点は味

健康に配慮された低糖質ビールですが、決して良いことづくめではありません。低糖質ビールは通常のビールと比べて使える原料や製法を制限しているために、どうしても味が劣るという欠点を長年抱えてきました。ちょっとメタボなビール党は「あんまり美味しくないなあ」と思いながらも低糖質ビールを飲んできたんですね。

ただし、ここ5年ほどでその状況も変わりつつあります。糖質0系ビールでも本来のビールとそこまで遜色の無い味を兼ね備えたものが出てきつつあるのです。

どうせ飲むなら健康に良くて、さらに味も犠牲にしていない
そんなビールを飲みたいですよね。
そこで、ここでは低糖質ビールの中でも特に味にこだわったトップ4をご紹介します。

味にこだわった低糖質ビールのランキングトップ4

第4位 アサヒ スタイルフリー

4位にランクインしたのは低糖質ビールの先駆け的な存在の「アサヒ スタイルフリー」です。

発売当初は低糖質ビール特有の後味の悪さがありましたが、その後徐々にリニューアルチェンジを重ねて現在は飲んだ後でもスッキリとした味わいに。ほどよくホップの香りも感じられます。しかし、やや過剰なフルーティーさが前面に押し出されている印象が強く、あまりご飯と一緒に飲むには合わないという意見も。

個人的にもシャワーの後や寝る前にチーズと一緒に飲む分には全然大丈夫なのですが、ご飯のお供としては少々甘すぎるというか柑橘系が強すぎます。和食や中華料理なんかとは特に合いません。イタリアンなど洋食系であればまあ…というレベル。低糖質ビールというジャンルを開拓した功労者的な存在ではありますが、現在となっては積極的に手は伸びないかなといったところです。

・エールビールが好きな人
・ビールはフルーティーさが一番大事

こんな人におすすめです。ということでベスト3入りはならずの第4位。

第3位 キリンビール 濃い味 糖質0

味にこだわった低糖質ビールの3位は「キリンビール 濃い味 糖質0 」です。実はキリンは新ジャンル・第三のビールの主力だった「のどごし生」の低糖質版である「のどごし オールライト」という低糖質ビールもラインナップしています。しかしこれの評判が非常に悪い。美味しくない。そうこうしている間に低糖質ビール市場のシェアを他社、特にアサヒにごっそり取られてしまいました。

そこで挽回策として出してきたのが「濃い味 糖質0」です。ネーミングどおりガツンとくるコクと苦味が特徴的。また、低糖質ビールの欠点である後味の悪さをカラメル麦芽と呼ばれる麦の香ばしさで打ち消しています。プリン体は60%もカットしてきて実用性も高い。という訳でのどごしオールライトよりも今や完全に売れ筋化しています。

しかし、本格的なビール党からするとカラメル麦芽の不自然さがどうしても気になるビールではあります。後味は確かに自然になったんですが、それに反比例するかのように飲んだ瞬間の第一印象が極端な苦味。これがどうしても食べている物とぶつかりあってしまう傾向にあります。繊細な味の食事とはあまり合わないですね。逆にラーメンや麻婆豆腐のような中華料理系であれば、その苦味で一度口内をリセットできるという使い方も無くは無いです。

第2位 サッポロビール 極ZERO (ゴクゼロ)

第2位にランクインしたのは「サッポロビール 極ZERO (ゴクゼロ)」です。極ZEROは元々第三のビールとして発売されたんですが、ビールの製法を管理している財務省からクレームがついて急遽酒税の高い発泡酒として発売し直されたことで有名。酒税が高くなった分売上は激減するだろうと予想されていましたが、バランスの取れた味が評価されてさほど売上は落ちませんでした。

極ZEROの良さはビールとさほど差が無いとも評されるバランスの良さ。低糖質ビールに限らず発泡酒や第三のビールは特殊な製法を用いるために、どうしても苦味や後味、過剰なフルーティーさなど、どこか1つ極端な味わいが前面に出てしまうものが多くなってしまいがち。その中で極ZEROはとにかくバランスがいい。悪く言えば印象が薄い、しかし良く言えば「どんなご飯にでも合う」という万能性を持ち合わせています。1つだけ難を挙げるならば若干ホップ臭さが強すぎるところ。高級ビールとして知られるエビスビールっぽい感じがしますが、苦手な人は苦手かもしれません。

・キリンの一番搾り系が好きな人
・エビスビールのホップ臭が好きな人

こういう人に向いていますね。

第1位 アサヒビール クリアアサヒ 糖質0

堂々の1位に輝いたのは「アサヒビール クリアアサヒ 糖質0」です。クリアアサヒシリーズと言えば現在の第三ビール市場を席巻している超売れ筋です。その癖の無さ、ドライな味わいはアサヒスーパードライの第三のビール版と言っても過言では無いです。エールビールなどが好きな人には全く向いていませんが、ご飯を食べながら水のようにビールを喉に流し込みたい系の人にはクリアアサヒ 糖質0一択でしょう。

・ビールにフルーティーさを求めない人
・どんなご飯にでも合わせたい人
・後味が悪いのは大嫌い
・アサヒスーパードライが好き

こういう人には超ストライクな低糖質ビールです。

低糖質ビールのまとめ

以上おいしさにこだわった低糖質ビールランキングでした。
美味しいかどうかは人それぞれ、主観的な側面もありますが、上で挙げた4つのビールにはそれぞれ個性があります。
自分のスタイルに合わせて飲み比べてみれば、いつかお気に入りの低糖質ビールに巡り会えるはずです。

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