自然体の美しさを!『アグリー・ベティ』主演女優のダイエット法

アグリーベティは、2006年~2010年にかけて、アメリカのコロンビアで放送されていた大ヒットドラマです。「ベティ〜愛と裏切りの秘書室」が世界19カ国でリメイクされたうちの一本で、ニューヨークのファッション誌の編集部を舞台に置き換えられたストーリーとなっています。
アグリィベティは直訳すると、「醜いベティ」ですが、酷いと言われてしまうような女性が主人公となっています。容姿の悪い主人公が、見た目重視のファッション業界に飛び込び、様々な偏見に立ち向かいながらも、それを乗り越えていくサクセス・ストーリーです。誰しも仕事をしていると、挫折しそうになる時もありますが、そんな時にこのドラマを見ると、元気が貰えます。
第64回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門では作品賞を含む2部門で受賞、第59回プライムタイム・エミー賞では3部門で受賞しました。最高視聴率は80%という驚異的な大ヒットを果たしています。シリーズは全4作で、2010年4月に終わったシーズン4を最後に放送が終了しています。

容姿が良くないアグリーベティとは、どんな話?

アグリーベティは、主人公ベティが巻き起す痛快コメディです。タイトルにもあるように、酷いと言われるほど見た目の悪いベティが、世界最先端のファッションを追い求める、ファッション誌「MODE」に就職します。見た目が重視されるファッション業界の中で、はじめは周りからバカにされてしまうのですが、一生懸命仕事をこなすうちに徐々に成功を収めていきます。最初はダメダメだったベティが、恋もキャリアも手に入れていく過程を見ていると、明るい気持ちになれますし、見ていて元気をもらえます。
主人公のベティ・スアレスは、頑固だけど家族想いで、性格も頭もいい女性です。大学を優秀な成績で卒業し、出版業界で働きたいという夢を持っていました。しかし容姿の悪さに加え、ファッションセンスも酷かったので、そんなベティをどこも雇ってはくれませんでした。
しかし、ベティは運良くマンハッタンのファッション誌「MODE」で働く事が決まります。「MODE」の編集長フェイ・サマーズが急死したの機に、ブラッドフォード・ミード会長の息子であるダニエルが新編集長に就任します。ダニエルは女好きで有名でした。そこで、会長のブラッドフォードが、絶対に手を出さないであろうという理由で、ベティをアシスタントとして採用したのです。

ダサくて太っているベティはバカにされたり、ダニエルにも邪険に扱われた為、退職を決意します。ですが、その事が原因となってダニエルを改心させ、ベティも会社を続ける決意をします。そんな厳しい環境の中でベティは成長を遂げていきます。
ファッション業界のお話という事もあって、もう一つの見どころは洋服ではないかと思います。ファッションが好きな方にとっても楽しめるドラマです。しかし、主人公のベティはオシャレな女性というわけではありませんから、見事にダサかわいいファッションを身に纏っています。ベティが着ている衣装のほとんどはブランドだそうで、実は一つ一つがとても素敵な服だったりもするのです。ですが、素材や色など突飛なものを組み合わせる事によって、ダサさを出しているんだそうです。ファッションセンスの無さにより、どんな素敵なブランドの服であったとしても、ダサい印象を醸し出すことが出来るのです。ドラマを見ていて、応援したくなるような主人公のベティとダサい雰囲気を醸し出す衣装がマッチして、どことなくダサいだけでなく、可愛くも見えてくるのです。

アグリーベティの主人公を演じた、アメリカ・フェレーラに対する世間の評価

アグリーベティの主人公、ベティ・スアレスを演じているのは、ラテン系女優のアメリカ・フェレーラです。アグリィベティ開始後に、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞で主演女優賞を受賞しました。

笑った時に見える歯の矯正器具とメガネが印象に残るベティですが、さらにぼさぼさの髪に加え、少しぽっちゃり体型でもあります。ファッションセンスもない「醜いベティ」を演じた彼女は、非常に高い評価を受けました。
アグリィベティの主演により一躍大スターに躍り出たアメリカ・フェレーラですが、シーズン中はベティのぽっちゃり体型を維持しなければなりませんでした。アメリカ人からすれば、それほどぽっちゃりの部類に入る程のぽっちゃりではありませんし、むしろ、視聴者からは彼女の笑顔がとても愛らしく捉えられていた為に、容姿含め高評価でした。しかし、レッドカーペットでのドレス姿を酷評するゴシップ誌もあり、彼女自身は自分自身の姿に自信を持っていないところもあったようです。

そんな彼女はドラマのヒットを誰よりも喜んでいたといいます。世の若い女性達はこぞってハリウッド女優のような細さに憧れていました。しかし、このドラマを見る事で、見た目だけでなく、内面の輝きにも目を向けて貰えると考えたからです。

アグリィベティとはギャップのある、アメリカ・フェレーラの素顔

アグリィベティを演じたフェレーラですが、実際の彼女はラテン系のグラマラスな美女です。男性にとっても魅力的な女性なわけですから、まず男性が彼女を放っておくわけがありません。彼女は27歳の時に、学生時代から交際を続けてきた映画監督のライアン・ピアーズ・ウィリアムズさんと結婚しています。2人が知り合ったのは、南カリフォルニア大学時代で、彼が監督を手がけた学生映画に出演したことがきっかけとなって知り合いました。

ドラマの中では、同じ会社に勤める経理課のヘンリーや、サンドイッチ屋のジオなど、簡単には上手くいかない恋をしては傷ついてきました。実際の彼女は男性からモテる魅力的な女性であり、ドラマの中のベティとは少々ギャップがあるようです。

アメリカ・フェレーラのダイエット法

実際にはとても魅力的な女性でラブラブな結婚を果たした彼女ですが、そんなフェレーラも役作りとは言え元々痩せにくいところもあったようで、ドラマが終わった後には彼女もダイエットをしていたそうです。

本来はジャンクフードも大好きだったという彼女ですが、ハードスケジュールに追われたり、ハリウッドというストレス社会に身を置いていると、さらにジャンクフードに食事が偏りがちになっていたといいます。

ですがヨガハイキングを始めたことで、ストレス発散出来るようになりました。そこで、ジャンクフードも辞め、バランスの良い食事を摂るように心がけたそうです。ドラマの撮影が終わった後には、9キロも痩せたなんて噂もあったくらいです。
無理にダイエットをするというよりも、自然体を目指した彼女。無理なダイエットをして、スーパーモデル並みのスタイルを目指すのではなく、運動と食事を上手く取り入れて、自分が思う自然体と感じる体型を受け入れています。彼女の服のサイズは日本でいう11号や13号が自然であり、そこにコンプレックスを感じる事なく、その自然な状態を受け入れています。
彼女は体に悪いと言われるジャンクフードを辞め、食べ過ぎに注意して適度な運動を取り入れ、健康的な体重を維持することを心がけています。細過ぎて美しい女性に倣うよりも、健康的な体を維持することこそが大事だと考えています。彼女自身も体のコンプレックスばかり気にしていた頃を考えると、もっと内面を磨いたり、世の為になる事を考えた方が大事なことだと語っています。
アグリィベティを見ていると、外見も大事ですが、それ以前にもっと大事なことに気付かされたりもします。気持ちが落ち込んだ時には、アグリィベティでも見ながら今の自分自身を受け入れて、前向きな気持ちでテンションを上げていきたいですね。

また、健康維持の為のダイエットは必要ですが、無理なダイエットで体を壊さないようにしたいものです。あくまでも1番大切なのは健康的に痩せることだからです。

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