【特保】健康志向の味方『トクホコーラ』全て解説!

特保に関する基礎知識

そもそも特保とはどういうものなのか

特定保健用食品、いわゆる「特保」は、表示されている通りの成分が配合され、なおかつ摂取することによって人体への好影響を与えるということが消費者庁の調査によって認められたものだけに与えられる言わば称号のようなものです。特保マークのついた飲み物や食べ物は、その商品が宣伝する効果が期待できることを国が認めた製品であることから、信頼性の高い物であるということが分かります。

特保と機能性表示食品の違い

ここ最近で新しく追加された名称として注目されているのが「機能性表示食品」です。健康食品やサプリメントなどにこの言葉が用いられているのを目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。特保と機能性表示食品は混同されやすいのですが、この二つには決定的な差があります。それは、国の審査を受けているか否かです。特保が消費者庁からの調査をクリアしなければ認められないことに対し、機能性表示食品は消費者庁など国からの調査を受けなくても機能性表示食品であることを名乗ることができます。その代わりに、事業者によって成分や機能の公開が義務付けられていますが、信頼度という面では特保に軍配が上がります。

特保コーラは全部で3種類

キリン メッツコーラ

特保のコーラとして初めて誕生した製品が「キリン メッツコーラ」です。完成にまで5年という歳月を費やし、2012年に販売が開始されました。スタートダッシュが速かったこともあり、販売開始から4年連続で特保コーラとしての出荷数No.1、モンドセレクション4年連続金賞受賞など輝かしい実績を誇るほか、日本人間ドック検診協会の商品としても扱われています。メッツコーラは0kcalであり、食事から吸収した脂肪の吸収を抑え、排出を増加させる効果を持った特保商品です。

コカコーラ プラス

メッツコーラがキリンから販売されているのに対し、こちらは本家本元のコカコーラ社が日本向けに製造・販売している特保コーラです。2017年3月に販売が開始され、今までのコーラのイメージを一掃する白いボトルという見た目も話題になりました。「体脂肪の気になる方へ」「中性脂肪が気になる方へ」の二つの認定を受けており、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする効果を持っています

サントリー ペプシスペシャル

コーラよりもペプシ派だという方におすすめできるのがこちらの商品です。脂肪の吸収を抑え、脂肪の排出を増加させる効果を持つ特保コーラであり、糖質や保存料を使用せず、ゼロカロリーに抑えています。メッツコーラが「体脂肪の気になる方へ」向けられた商品である一方、ペプシスペシャルは「中性脂肪が気になる方へ」向けられていることが特徴的です。また、オリジナル味の他にレモン味も販売されています。

特保コーラにはどんなメリットがあるのか

共通するのは難消化性デキストリンの存在

メッツコーラ、コカコーラプラス、ペプシスペシャルの3商品に共通しているのは、難消化性デキストリンという成分を配合しているということです。この成分は特保の商品には必ずと言っていいほど含まれるものなので、特保コーラ以外の商品でも見たことがあるという方は少なくないでしょう。難消化性デキストリンの正体は、実はトウモロコシのデンプン。デンプンを焙焼して特殊な酵素によって分解させ、そこから発生した難消化性成分を抽出したものが難消化性デキストリンです。ほぼ無色透明であること、そしてミネラルの吸収を妨げないことから特保の製品に多用されており、食後の血糖値の上昇を抑えたり、脂肪の吸収を遅らせる効果をもたらします。

脂肪の吸収を抑えるとどうなるのか

気を付けていても食事をする度にどうしても摂取してしまうのが脂質や糖質です。摂取する糖質の量を制限することによってダイエットを目指すという方法は、近年で特に注目を浴びたダイエット法の一つですよね。脂肪の吸収を抑える作用を持った特保コーラを食事と同時に飲むことによって、体内に脂肪が溜まることを防ぎ、体外へと排出させるためのアシスト的な効果を受けることができ、太りにくくなります。

飲んだからといって痩せるわけではない

そういった効果を正しく理解すれば分かることですが、特保コーラを飲んだからといってすぐに痩せるという効果を持っているわけではありません。脂肪を体内に残留させにくくする能力を持っているため、確かに太りにくくする効果を持っていることは間違いありませんが、既に付いてしまっている脂肪を溶かして痩せさせるという効能を持っている製品ではないのです。「これを飲めば痩せる!」と勘違いして薬でも飲むかのようにゴクゴクと何本も消費する方がたまにいるのですが、特保コーラを大量に飲んでも意味はありませんので注意しておきましょう。

副作用などのデメリットはある?

難消化性デキストリンに重度な副作用は確認されていません。この点に何らかの問題があるとすれば、国が特保として太鼓判を押すことは常識的に見て考えられませんよね。健康面で重大なリスクは潜んでいないので、我々も安心して購入することができます。ただし、難消化性デキストリンは食物繊維としての効果を兼ねているため、あまりにも大量に摂取するとお腹を壊して下痢を招いてしまう可能性はあります。何事も適量を守るということが重要になります。

普通のコーラと比較してみよう

カロリーには雲泥の差

通常のコカコーラのカロリーは100gあたり45.9kcalと高く、500mlのボトルを1本飲み干すと、それだけで229.5kcalを摂取することになります。お茶碗一杯分のご飯はおよそ235kcalと言われていますから、コカコーラを1本飲むだけで1食分のご飯を食べたのとほぼ同じカロリーを摂ることになってしまいます。しかし、特保コーラ3種類のカロリーは全てゼロ。脂肪の吸収を抑えるなどの特別な効果だけではなく、単純なカロリーの摂取量も抑えることが可能となるため、ダイエット中にコーラを飲むという場合には特保コーラが最も適切と言えるでしょう。

味の違いはある?

ゼロカロリーのドリンク全般の味が苦手だという方も多いようですが、特保コーラの味に関する評判は高く「普通のコーラと変わらない」「炭酸も強くてスッキリ飲める」といった口コミが多く寄せられています。私自身、何度も特保コーラを購入して食事と一緒に、あるいはおやつと一緒に飲んでいますが、「普通のコーラにすればよかった!」と後悔したことは一度もありません。コーラという名前を守るクオリティをしっかりと持っているので、味の面で大きな不満を抱えることは無いのではないかと思います。

価格の違いはどうか

参考までにAmazonでのコカコーラ プラスの価格を取り上げると、470mlのペットボトルが24本入ったセットが3,888円で販売されています。1本あたりの価格に換算すると162円となり、コンビニや自販機で通常のコーラを購入する場合と比較して12円ほど高くなります。また、販売開始直後ということもあって、スーパーなどの小売店でも値引きされることがあまりなく、お店によっては普通のコーラよりも40〜50円ほど特保コーラのほうが高くなるというケースもあるでしょう。割高になることは間違いありませんが、研究開発に長い時間をかけたことや、特保ならではのメリットを考えれば、納得できないと言うほどの差額ではないと結論付けます。

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