【腸内環境をキレイに】デブ菌・痩せ菌のための腸活をはじめよう

デブ菌とは

人間の腸の内部で暗躍し、有害物質を作り出してしまう悪玉菌が「デブ菌」と呼ばれていることをご存知でしょうか。実はデブ菌は痩せている、太っているに関わらず誰もが持っているものなのですが、善玉菌である「痩せ菌」との比率には個人差があります。痩せ菌が6に対してデブ菌が4というバランスが理想的であると言われていますが、この比率が5対5になってしまったり、4対6に逆転してしまうと太りやすくなってしまうのです。

デブ菌の正体は「ファーミキューテス菌」という悪玉菌です。ファーミキューテス菌は食事によるエネルギーの回収率を高める効果を持っており、消化したはずの物質を体内に吸収し、離さなくしてしまいます。簡単な言葉に言い換えると、本来であれば便として排出されるはずのゴミが体内に残留してしまう原因を生み出す悪玉菌がファーミキューテス菌であり、ファーミキューテス菌が多ければ多いほど太りやすい体質になることが分かっています。

デブ菌と痩せ菌とは何か

痩せ菌とは

デブ菌とは正反対に、痩せるために効果的な菌として「バクテロイデス菌」というものが存在しています。これは血中に流れている脂肪の動きを食い止め、脂肪細胞の一つとして体内で固まることを防ぎ、なおかつ筋肉に向けて脂肪を流して燃焼させるという効果を持った菌であることから、近年では「痩せ菌」と呼ばれ始めました。

既にデブ菌と痩せ菌の研究は進められており、調査によって痩せている人はバクテロイデス菌の量がファーミキューテス菌を上回り、反対に太っている人はファーミキューテス菌がバクテロイデス菌の量を超過している確率が高いということが分かっています。つまり、デブ菌を減らして痩せ菌を増やすことこそが痩せやすい体質を生み出すための近道であり、「普通の人と同じように食べて、同じように運動しているのに、何故か自分だけが太ってしまう」というタイプの方が痩せるためのカギを握っている物質こそがデブ菌と痩せ菌なのです。

デブ菌が増える原因

食事の内容に大きな関連性がある

デブ菌が増える原因は食事内容

デブ菌が増える要素として最も大きなポイントになっているのが「食事」です。高カロリーで多くの脂肪を摂取してしまうような食事を続けていると、腸内でデブ菌が増殖してしまい、痩せにくい体質を生み出す一因になってしまいます。特に食生活の欧米化は、日本人にとって健康という面ではあまり歓迎すべきものではありませんでした。ファストフードにおいては顕著になりますが、欧米の食事には野菜を軽視するスタイルのものも多く、野菜不足によってデブ菌が増え、痩せ菌が減る環境が生み出されてしまいます。欧米で和食が注目され、健康食としてブームになっている理由にはこのような事情も見え隠れしているのですね。

しかし勘違いしてはいけないのは、「肉を食べるからデブ菌が増える」という訳ではないということです。デブ菌は脂質やコレステロールによって増殖されますから、それらが豊富な食材を偏って摂取しないことがデブ菌を減らすためには重要になります。要するに、肉を食べることを止めたからと言ってすぐにデブ菌が半減されていくということは無く、油を多く使ったインスタント食品やお菓子を摂取する量も見直さなければならないのです。

遺伝が影響するという説も

今から数年前、アメリカのマサチューセッツ総合病院によって、とある親子を対象とした研究が行われました。この親子のうち母親は極度の痩せ型であるものの、一方の娘はかなりの肥満型。この研究では、太っている娘から「何をしても太らずに痩せすぎていて困っている」という母親に向けて腸内細菌を移植し、人為的に母親の腸内にデブ菌を増やすことで体重を増加させられるのかという実験が行われたのです。

この実験により、なんとその母親は実験後の16カ月の間に15kgも体重が増加したという驚きの結果が導き出されました。しかもその後数年に渡って痩せるための運動を行ったものの、現在に至るまでなかなか体重を減らすことができていないと言われています。この親子の間には、もともとはデブ菌の遺伝が認められませんでしたが、腸内の環境を遺伝として引き継ぐことによって、デブ菌も引き継がれてしまう可能性があることを示唆する結果としても注目を集めています。

デブ菌を増やさずに過ごすためには

野菜やフルーツの摂取を増やす

腸の活動が不完全になるとデブ菌が増殖し、太る原因を生み出してしまいます。腸を健康な状態のまま保つために重要なのは、ミネラルやビタミンといった栄養素を多く吸収し、そして食物繊維を取り入れて活性化させるということ。つまりそれらの栄養素を多量に含んだ野菜やフルーツをたくさん食べるということが、デブ菌を増やさないために求められる最低限の条件になります。

間食を減らす

腸を活発に働かせるためには、空腹時と満腹時のメリハリを付ける必要があります。絶えずお腹が満たされているような状況にあると、腸が体内の状況を正しく認識できなくなってしまい、消化活動を行うべきなのかそうでないのかの判断が付かなくなってしまいます。その結果として腸内環境が劣悪になり、デブ菌を増やしてしまうことに繋がるため、出来る限り感触を避け、意識的に空腹な状態を作り上げることも重要です。特に資質の多いお菓子や菓子パンの間食には注意が必要ですし、寝ている間にも腸を酷使させてしまう原因を作る「就寝前の間食」も避けなければなりません。

痩せ菌を増やすために出来ること

食事の内容を見直す

痩せ菌を増やす食べ物は納豆ヨーグルトで痩せ菌を増やそう

野菜やフルーツの摂取を増やしてデブ菌の増殖を防止すると同時に、痩せ菌を増やすために効果的な食材を多く取り入れ、デブ菌に対抗しましょう。痩せ菌を増やす食べ物のツートップと言える存在が「納豆」と「ヨーグルト」です。

納豆が持つ納豆菌には腸内環境を整備する効果が秘められており、しかも納豆菌は胃酸によって溶かされることがなく、ダイレクトに腸にまで運ばれます。したがって、他のどんな食材よりも痩せ菌を増やすために役立つ食べ物として高く評価されており、痩せ菌を増加させるための食生活から納豆を切り離すことは出来ません。ヨーグルトからも菌の内容こそ違えど納豆と同様の効果を期待できます。デザートとして毎日ヨーグルトを摂取し続ければ、便通にも良い影響を与え、ダイエットを促進させることすら可能になります。

サプリを摂取する

痩せ菌を増やすにはサプリも有効

食事の中身を変えるのが難しいという場合には、痩せ菌を増やせるサプリメントを購入すると良いでしょう。現在は様々なメーカーから痩せ菌を増殖させるために役立つサプリメントが販売されており、外食などが多くバランスの崩れた食事が主になってしまうという方を助けています。サプリによって配合されている痩せ菌の種類が異なりますが、主流となっているのは乳酸菌を配合したサプリです。それに合わせてダイエットを促進するための成分や、美肌を生み出すための成分が配合されたサプリも販売されているので、それぞれの目的に応じて最適な商品を選びましょう。

ただしサプリを飲んだからといってすぐに体重が減り始めるというわけではなく、あくまでも腸内環境を改善させるためのアイテムと考えなければなりません。そのため、長期間に渡って飲み続けるということを前提にしなければなりませんから、無理なく購入し続けられる価格帯の商品を選ぶということも大切なポイントになります。

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