ダイエットをしている人にオススメなのが野菜をたくさん食べることです
野菜で一食置き換えたとすると、もちろんカロリーをセーブできるメリットもありますが、繊維質を多くることで腸内環境を整えることもできるのでダイエットには一石二鳥です。
野菜を多く食べることが好ましいのですが、栄養を効率よく摂取するとなると、調理も大変です。そこで、手軽に野菜の栄養素「野菜ジュース」で摂っちゃいましょう。
野菜ジュースで痩せられるのか?
野菜ジュースを飲むことで、痩せる成分を摂取できるのでしょうか?
実は野菜ジュースそのものが、特に痩せる成分を含んでいるわけではありません。
手作りの野菜ジュースには、多くの酵素と食物繊維が含まれています。これは欧米化に傾いてきた日本人の食生活に不足しており、そういったことが肥満化の原因の一つにもなっているのです。
ダイエットのためにより多く野菜を食べる必要があっても、一日に必要な酵素や食物繊維を摂取できるだけの野菜を食べるとなると、かなり大変です。それを野菜ジュースにしてしまい、栄養分を損なわずに必要な酵素や食物繊維の摂取を可能にするのが野菜ジュースダイエットです。つまり、栄養分を摂取しながら満腹感を得ることが出来ます。食事前に飲むことで、野菜の栄養を摂りながら食事量を減らすことが出来るというのが、ダイエットに繋がる理由でもあります。
置き換えダイエットのように一食を完全に抜いてしまうのではなく、野菜ジュースで野菜の栄養をしっかりと摂取しながら腹八分の朝食をとるという健康的な方法です。
そして繊維質の多い野菜は、ダイエットに欠かせない腸内環境も整えてくれるのです。
一日の摂取量も500mlを上限とするのが理想とされており、飲み過ぎないのがコツです。
完全に野菜ジュースに頼る絶食ダイエットになることもなく、必要な栄養摂取量といえども食べるには無理な量である野菜をジュースにすることで、飲みながら健康にも良い効果が期待出来ます。
食べすぎるという食習慣も改善され、腹八分ダイエットに繋がっていくのです。
どのタイミングで野菜ジュースを飲めばいい?
野菜ジュースを飲む時間とタイミングですが、これは体調や目的が関わってきます。
例えば、血糖値が高かったりメタボ気味の人は、朝食前に軽くカップに半分から一杯飲むのがいいと言われています。野菜ジュースが血糖値上昇を防ぐ働きをしてるため、これによってダイエット効果が期待できます。
糖分が少ない手作り野菜ジュースの基本レシピ
さて、野菜ジュースを飲むにあたって買うか作るかですが、おススメは、やはり手作りです。
市販の野菜ジュースの場合、加熱処理などが施されていることがあり、栄養分がやや損なわれているといえます。また糖分が加えられている製品もあるので、ダイエットには少し不向きかも知れません。
手が空いている時には、残り野菜を利用して手作りをしたほうがいいでしょう。
手作りをする場合ですが、作り置きはタブーです。また残留農薬の心配があるので、有機野菜を使うか、しっかり洗うなどで農薬を充分に落としてください。
野菜ジュースに使う野菜は、生野菜サラダに利用する野菜なら大抵のものが使えるといえますが、栄養価が高いのは、チンゲン菜・小松菜・ホウレン草・水菜・ニンジンなどの野菜です。
これらの野菜を刻んでミキサーにかけるのですが、青臭くて飲みにくいな…と感じる場合には、果物を加えて下さい。りんごやバナナなどの果物、また低糖ヨーグルトを少し加えるなどすると、なめらかで飲みやすくなります。むしろそのほうが長続きして飲むことができるでしょう。多くの人が果物を加えて飲んでいます。それだけでは甘味が…という場合には、シロップかはちみつを小さじ1程度加えて、材料を全てミキサーにかけます。
ただ、果糖や甘味を多くしてしまうとダイエットのための野菜ジュースにはならないので、加える果物や甘味料は控えめにしましょう。
市販の野菜ジュースは効果がない?
野菜ジュースダイエットで出来れば手作りを、と勧められる理由は、手作りの野菜ジュースには「酵素」「食物繊維」がふんだんに含まれているからです。
ミキサーで手作りをする過程では、野菜に含まれるこういった栄養素は破壊されません。
ところが、市販の野菜ジュースは加工過程で加熱処理が施されるため、「酵素」「食物繊維」という健康を維持する栄養素は壊れてしまうのです。ダイエットのために健康な体質向上を目的とするにあたり、必要な栄養素が市販の野菜ジュースには欠乏しています。
だからといって市販の野菜ジュースは無駄と考えることはなく、外出先などで手作りができない環境下において、代用品と考えて手軽に飲もう、と気楽に考えればいいでしょうね。
飲みやすい味に作られていますし、清涼飲料水をガブガブ飲むよりはずっと健康的です。ただ、果物が加えられていることが多いので果糖を多く摂ってしまいがちですから、飲みすぎには注意して下さい。
野菜ジュースダイエット、体調と相談しながらで!
健康的で万全に感じられる野菜ジュースダイエットですが、やはり人によっては体調に合わない場合があるので、飲みすぎないことや飲み始めてからの体調の変化に注意して下さい。
野菜や果物を使う手作りジュースの場合、食物繊維が多く体内に摂取されます。食物繊維は腸内環境を良くする働きがありますから、便通が悪いことで悩んでいた人は解消されるというメリットがあります。
ただし、中には野菜の種類が体質に合わない場合があります。今まで食べていなかった野菜を野菜ジュースとして使い、胃腸を壊す・肌に異常が出るなど何らかの体調不良を起こした場合は、一旦中断しましょう。
野菜の種類そのものが原因ではなくとも、稀に加熱していない野菜が体質に合わないという人もいるようです。その場合は残念ですが、手作り野菜ジュースではなく加熱処理を施した市販野菜ジュースに切り替えて、それで大丈夫ならそちらで頑張ってみて下さい。
嫌々飲むより、レシピを工夫して美味しく飲みましょう
基本は青菜を中心に作る手作り野菜ジュースなので、トマト味を基本とした飲みやすい市販の野菜ジュースと違い、青臭くて飲みづらい…と嫌々飲まれる人もいるかも知れません。
そんな風にストレスいっぱいのダイエットを続けるよりは、果物やヨーグルト、少し牛乳やはちみつを加えるなど工夫を凝らして美味しい手作り野菜ジュースにしてしまい、楽しんで野菜ジュースダイエット生活を長続きさせましょう。
多すぎる果糖や甘味料はダイエットの邪魔ですが、飲みたくないものをしかめっ面で飲んでもなかなか長続きしません。ダイエットは健康が基本です。
スーパーで身近な野菜を買うことを習慣づけ、果物と一緒に適当にざくざく刻んでミキサーにポイ、ちょっとお腹を膨らせて食事を減らし、体内もサラサラ、こんな健康的な野菜ジュースダイエットを楽しみましょう!
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