無理なく続ける水泳ダイエット【成功読本】

水泳でダイエットを目指すのは効果的?

水泳は全身運動で、カロリーの消費が激しい

水泳をすると痩せやすい、という話はおそらく誰もが一度は耳にしたことがあるはずです。70kgの人が軽めのクロールを1時間続けた場合の消費カロリーは600kcalほどといわれており、これは有酸素運動の中で特に高い数字です。例えばランニングをする場合の消費カロリーは体重×距離でそのまま割り出すことができますから、体重70kgの人が600kcalを消費するためには1時間で8.5km以上を走らなければならない計算になります。これはフィールドホッケーの選手が1試合を通じて走る距離とほぼ変わらない数字であり、普段あまり運動をしない人にこの距離を「走れ」と言ってもまず不可能ですよね。ですが水泳であれば、運動中にランニングほどの疲労感を覚えることはありません。

綾瀬はるかさんも水泳ダイエットを成功させた一人

今でこそ映画を中心に活躍する大人気女優の綾瀬はるかさんですが、芸能界でデビューした当時はグラビアで水着姿を披露するアイドルでした。しかし綾瀬さんは太りやすい体質らしく、次第にグラビアに登場することが難しくなるほどの体型になり、16歳の時に「5kg以上痩せられなかったら引退して実家に帰る」という約束を交わした上でダイエット番組に出演しています。ここでカロリー消費のための運動として取り入れたのが水泳で、1日に900kcalを消費するほどの運動を毎日行い、最終的に58kgだった体重を49.9kgにまで落とすことに成功しました。もしも水泳が無ければ、日本を代表する女優としての現在の綾瀬さんの姿は見られなかったのかもしれませんね。

水中で歩いているだけでも効果を得られる

水中で歩くだけでも効果がある

とはいえ、学生時代の水泳の授業が苦手だったという方や、カナヅチで泳げないという方、さらに言えば水面に顔を入れるだけでも怖いという方もおられるでしょう。そんな水に対する恐怖心を持った方でも、上半身が浸かる程度のプールに入ってウォーキングをする程度であれば実行が可能なのではないでしょうか。水中では、およそ1.3トンもの水圧がかかると言われており、この中でウォーキングをするだけでも1時間で350kcalほどの消費を見込むことができます。さらに全身が圧力を受けることで血液の循環が良くなり、デトックス効果にも期待することができます。水泳が苦手という方も、プールを使ったダイエットには是非ともチャレンジしてみたいところです。

どんな場所で、どんな泳ぎ方をすればいいのか

天候を気にせず利用できる屋内プールが理想的

屋内プールで効率的にダイエットをする

遊園地にあるような屋外型のプールの場合、冬季には運営を休止してしまうプールがほとんどですし、シーズン中だとしても雨などの天候に左右されて思うようにプールを利用することができません。各自治体や民間によって運営されているプールには屋内型のものも多いため、自宅や職場、学校から近い屋内プールを利用すると良いでしょう。自治体によって管理されているプールの料金は安く、数百円で利用できる施設も目立ちます。まとまったお金を支払う余裕があるのなら、プールを備えたジムに入会したり、ビジターとしてホテルのプールを貸してもらうという方法も選択肢の一つに加えたいところです。ホテルのプールでは、料金が高い代わりに利用客が少なく集中できるというメリットや、付属するスパやラウンジを利用できるというメリットもあります。

ゆったりとしたペースで1時間を目安に続ける

プールに入ってすぐに全力で泳いでしまっては、初心者の方では5分と持たずに息を切らしてしまいます。カロリーを消費して脂肪を燃焼させることが最大の目標となるわけですから、数分の運動だけで疲れ果ててプールサイドに戻ってしまっては意味がありませんし、心臓に負担をかけてしまうことにもなります。まずはゆったりとしたペースで泳ぎ、疲れを感じ始めたらウォーキングに切り替え、息が整ったら再び泳ぐという方法で、一度につき1時間を目安に泳ぎましょう。距離の目安としては500mほど、25mプールを10往復する程度がベストです。慣れてきたらスピードを速め、距離を増やしても構いませんが、くれぐれも無理をせずに自分のペースを守りましょう。

泳ぎ方のコツは?

ダイエットする時の泳ぎ方はのコツは何か

最もスタンダードで簡単な泳ぎ方クロールですが、もちろんそれ以外の方法で泳ぐことも自由です。息継ぎが苦手という方は常に水面から顔を出していられる背泳ぎを選択しても良いですし、より全身を使ってカロリーの消費を増やしたいという方はバタフライを選択してみましょう。どうしても泳ぎ方が分からないという場合には、インストラクターからの指導を受けるか、ウォーキング専門という形でプールを利用してみましょう。水中でウォーキングをする際には、大げさに思えるほどに足の動きに合わせて両手を前後に動かし、ダイナミックに歩くことを心がけてください。両手を使わなければ水中で前進することは難しく、跳ねるように移動してしまってはカロリーの消費量が半減してしまいます。

公共の場で守るべきマナーはある?

プール使用時はマナーを守ろう

多くの方が利用する公共のプールでは、事前にマナーを知っておくことも重要です。プールに入る際には髪の毛が落ちないようにキャップを被り、女性の場合には香水や化粧を落としてから利用するようにすることが最低限のマナーです。また、プールに飛び込んだりプールサイドを走ることは絶対に避け、プールが混んでいる時には水しぶきが起こるバタフライなどの派手な泳ぎ方は避けるようにしましょう。

水泳ダイエットを成功させるためのコツ

事故防止のためには水分補給が重要

水泳中は水分補給を忘れずに

水の中にいるぶん、汗をかいていることに気付くことが難しいのですが、実は水泳をしている最中には大量の汗をかいています。この事実を正しく認識できていないと、知らず知らずのうちに体から水分が奪われて脱水症状に陥ってしまいます。プールから上がった後には必ず水分を補給し、事故が起こらぬように万全の体制を整えてください。

食事のコントロールをする

水泳の後はヘルシーな食事を心がける

一度でも激しく水泳をすると分かりますが、泳いだ後には異常なほどにお腹が空きます。大量のエネルギーを消耗するのですから、体が新たな燃焼を求めるのは当然とも言えますね。そしてちょうどいいことに、プールには軽食施設が付属していることが非常に多いです。ハンバーガーにポテト、そしてソフトクリームと様々な誘惑が襲い掛かってきますが、せっかく消費したカロリーを取り戻してしまわぬようにここはグッと我慢しましょう。自炊する際には、脂肪分の少ない鶏肉や牛肉の赤身を使った料理を作ったり、サラダなどの野菜を中心としたメニューを組むことで、水泳ダイエットを成功へと一気に近付けてくれます。

プールに通うのは1日置きがベスト

水泳は週4日ペースがよい

最後に、週に何回程度のペースでプールに通うべきなのかという疑問に関しては、週に4回、つまり1日置きに通うことがベストだとお伝えしておきます。初めのうちは張り切って「毎日通おう!」と考えがちですが、疲労が溜まっていくに連れてプールに行くのが苦痛になってしまいますし、時間的な意味でも日常生活のバランスを崩してしまいます。1日置きにしておけば体にかかる負担を減らしながら効率的にダイエットに臨むことができますし、生活にもメリハリを付けられ、ご家族からの理解を得ながらプールに通うことが可能ですから、計画性を持った水泳ダイエットに取り組めます。

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