太っていても水に浮ける?デブにオススメの水泳ダイエット

体重が極端に重い人が高いジャンプ台からプールに飛び込んだら、沈んだまま浮いてこないのではないだろうか?と心配になりますよね。そもそも人間はどうして水に浮く事が出来るのでしょうか。

太っていると体重が重い為、水に浮くことが出来ず、水泳も苦手なのではないだろうかと思ってしまいます。ですが、マラソン選手などに比べて水泳選手の体脂肪率は高いと言われています。という事は、太っている人の方が水泳は得意になるのでしょうか?

そもそも人間が水に浮くのは何故?

人間が水に浮くのは何故か

物を水に入れた時に沈む物と浮く物があります。となると、デブは重いわけですから、単純に沈むと考えたくなります。しかし、単に重ければ沈んで、軽ければ浮くというわけではありません。水と物の重さを比べた時に、物の方が水より重ければ、物は沈みます。物が水より軽ければ、物は浮きます。ただし、これを比べる時は同じ体積で比べることを前提とします。要は密度の問題で、物の密度が水より大きければ物は沈みますし、密度が小さくなれば物は浮きます。

人間の体と水を比べた場合、人間は水よりも少し重たいだけになりますので、水の中でじっとしていれば沈みます。ですが、肺にたくさんの空気を吸い込んだり、手足を動かして浮力を得ることで、人間も水に浮かんでいられるのです。

ただし、赤ちゃんは例外です。赤ちゃんは脂肪が多く水よりも軽いので、水の中でじっとしていても浮く事が出来るのです。

また、人間が水に浮くのには、浮力が関係しています。水の中では浮力が働きます。浮力の原理によれば、水の中に入れたものが押しのけた水の重さの分だけ浮力が働きます。体積が大きければ、浮力も大きくなります。

体脂肪がある人ほど水泳に向いている?

体脂肪率が高い方が水に浮きやすい

体脂肪率が極端に低過ぎると水に浮かないと言われています。実際に水泳選手はマラソン選手など他のアスリートに比べると体脂肪が多く、男子の水泳選手の体脂肪率は平均8〜12%前後、女子は約10〜16%程あるとも言われています。ちなみに、陸上競技選手は一般的に10%を切っている人が多いようです。

他のアスリートに比べて水泳選手の体脂肪率が高いのは、脂肪が筋肉よりも軽く水に浮きやすいので、ちょうど良い具合に選手が食事をコントロールしているのです。

体脂肪率10%台と言えば、一般人からすれば体脂肪率は十分低いレベルなのですが、体脂肪率が極端に低い5%前後になってくると、空気を肺に多く吸い込んだり、手足を動かしてみても、水に浮きにくいということがあるようです。ただし、泳ぐのは別です。水に浮きにくいからといっても泳げないわけではありません。

水泳がダイエットに効果的な理由

体が大きくて体脂肪率が高ければ、水に浮きやすくなると考えられます。となると、デブも水泳が得意と言えるのかもしれません。苦手な運動をするよりも、得意な水泳をダイエットに取り入れることで、より高い効果を得られるかもしれないですよね。

水泳は非常に消費カロリーの高い全身運動です。水泳ダイエットでは効率良く有酸素運動と無酸素運動の両方を行うことが出来ます。特に有酸素運動はダイエットに欠かせませんが、水泳は有酸素運動の中でもカロリーを消費しやすい運動となっています。例えば、1km泳いだ時とウォーキングを1kmした時を比較してみると、4倍近く消費カロリーが変わってきます。どうせダイエットをするならば、高い効果が得られるダイエットをした方が良いでしょう。

水泳ダイエットは脂肪燃焼、引き締め、体重減など様々な効果をもたらします。脂肪燃焼には有酸素運動が有効ですし、引き締めボディを手に入れて筋力アップを図るには無酸素運動が有効です。

水泳ダイエットの中でも特に効果が期待出来るのが平泳ぎです。激しい運動をすれば、その分消費カロリーも高くなりますが、ダイエット効果を期待する場合は、激しい運動を短時間するよりも、ある程度泳ぎ続ける必要があります。長時間続けられる泳ぎ方は平泳ぎになります。

ただし、クロールでも長時間泳ぎ続けられる人の場合、クロールの消費カロリーは非常に高くなります。男性の場合、クロールの消費カロリーは1時間で1337Kcal、平泳ぎでは700Kcalです。女性の場合ですと、クロールの消費カロリーは1時間で1039Kcal、平泳ぎが544Kcal、水中ウォーキングで198Kcalとなっています。

初心者はいきなり泳がなくても水中ウォーキングから始めてみても良いでしょう。ですが、単にダラダラと歩くだけではなく、大きく足を前に踏み出し、手で水をかきながら歩きます。

泳ぐ場合もウォーキングの場合も30分位続けて行うことで効果が高まるとも言われています。また、期間は1ヶ月以上続けて行い、週に2回以上行うと、より高い効果が現れてきます。


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水泳ダイエットが成功した芸能人

細くてスタイルの良いダレノガレ明美さんも実は水泳ダイエットで、スレンダーボディを手に入れた1人です。過去に3ヶ月で6kg体重を落としています。水泳ダイエットで体重を落とし、理想通りのスタイルを手に入れる事が出来たら嬉しいですよね。

ちなみに、ダレノガレ明美さんの場合、泳ぎと歩きを100mづつ1時間半繰り返し、クロールで泳いだ後にウォーキングでインターバルを挟んでいました。

ダレノガレ明美さんは水泳ダイエット以外にも食事に気を遣ったり、リンパマッサージも行うなど、本気でダイエットに取り組んだそうです。

水泳ダイエットで痩せられない原因

ダレノガレ明美さんのように理想的なスタイルを手に入れて、水泳ダイエットに成功した人もいます。一方で、水泳ダイエットに失敗してしまう人もいます。同じ水泳ダイエットで明暗を分ける原因は一体どこにあるのでしょうか。

まず、水泳ダイエットに失敗する原因として考えられるのが食事の量です。水泳をすると、お腹が空きます。水泳は運動の中でもお腹の空きやすい運動になります。ですので、泳ぎ終わった後にお腹が空いて、いつも以上にご飯をモリモリ食べていたら、摂取カロリーは高くなります。水泳でせっかくカロリーを消費しても、それ以上に摂取カロリーが大きくなれば、痩せる事は出来ません。

水泳をした後にお腹が空くのは、水に入ると体温が低下するので、体温を維持する為にエネルギーを消費するからです。エネルギーを多く消費すれば、当然お腹も空きます。結果、泳ぎ終えた後にドカ食いしてしまうので、泳いでも痩せないどころか、太ってしまう事もあります。これを避ける為には、泳ぐ前に軽食を食べておくと良いでしょう。

冷たい水に入って体温が低下し体が冷えると、体温を上げようとして、皮下脂肪を溜め込んでしまいます。水泳後はお風呂に入るなどして、体温を上げましょう。

また、結果を急ぎ過ぎても、すぐには効果が現れなかったりするものです。効果が現れるまで、じっくり水泳ダイエットを続けてみると良いでしょう。

デブも水には浮けるので、水泳を楽しむことが出来ます。また、水泳はダイエット効果も期待出来ます。気長に水泳を続け、スリムなボディを手に入れましょう。

ただし、水泳後はお腹が空きますので、いつも以上に食べてしまえば、痩せるどころか体重はどんどん増えていきます。水泳ダイエットに加え、食べる量にも気を遣うことが出来れば、効果が現れてくるものです。本気でダイエットに取り組む場合は、水泳後の食事量にはくれぐれも気を付けておきましょう。

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