子供のおもちゃとして人気のフラフープ。子供の頃、お腹や首で回して遊んだ記憶のある方もいることでしょう。誰が一番長く回せるかなんて競ってみたり、多くの本数を一度に回してみたり、様々な遊びが楽しめますよね。ですが、実はこのフラフープ、ダイエット効果も期待できるとあって、非常に注目を集めています。タレントの水野裕子さんもフラフープダイエットをしているそうですが、いつも美しい体型をキープしていますよね。今回はフラフープで楽しくダイエットする方法を教えます。
フラフープダイエットとは！？
では、なぜフラフープを回すとダイエットになるのでしょうか？
脂肪を燃やす有酸素運動
フラフープは腰を動かすことで、お腹に刺激が加わるだけでなく、かなりの運動量になると言われています。消費カロリーは10分間で100kcal、ランニングや水泳で平泳ぎをするのと同じくらいの消費カロリーとなっています。フラフープは体内の脂肪を燃やしてくれる有酸素運動になります。有酸素運動はランニングに代表されるように、負荷が軽い持続性のある運動で、酸素を多く取り入れて体内の脂肪を燃焼させます。ランニング以外にも水泳やサイクリング、ウォーキングも有酸素運動になります。有酸素運動を行うことで最も減らしたい脂肪を燃やせるので、有酸素運動はダイエットに効果的な運動なのです。
インナーマッスルと体幹を鍛えて代謝を上げる
フラフープを回すことで、インナーマッスルと体幹が鍛えられます。インナーマッスルと体幹を鍛えれば、筋肉量が増えて代謝が上がります。
インナーマッスルは体の中心に近い部分の筋肉で、深層筋とも呼ばれています。インナーマッスルを鍛えると、姿勢が良くなり太りにくい体になります。インナーマッスルを鍛えて内側の筋肉が安定すれば、重力で下垂した内臓の位置が元に戻ります。内臓の位置が安定すると内臓の働きも活性化し、基礎代謝も良くなります。
一方、体幹は胴体の筋肉で、体の軸でもあります。体幹を鍛えると姿勢が良くなり、息切れしなくなったり、疲れが溜まりにくくなるなどのメリットもあります。
くびれが出来る
フラフープは腰をかなり動かすので、お腹周りが引き締まってスッキリしてきます。フラフープでは全身の筋肉を使いますが、特にお腹の筋肉を使いますので、お腹痩せしたい人にもおすすめのエクササイズです。ぽっこりお腹を解消するだけでなく、ウエストのくびれを作ることができます。腹斜筋が刺激されことによって脇腹がスッキリして、くびれができるのです。
家の中で回せるので、雨の日でも気軽に行えるダイエットです。楽しいのに消費カロリーも高く、人気のエクササイズとなっています。ダイエット以外にも便秘解消や腰痛予防といった効果があり、フラフープは今非常に注目を集めています。
フラフープダイエットのやり方
子供が遊んでいるのと同じように、ただフラフープを回せばダイエットになるのでしょうか？実はフラフープダイエットにはやり方があります。
まず、4分間時計回りにフラフープを回します。2分休憩を挟み、今度は4分間逆に回します。同じ方向で回し続けるよりも、逆方向を入れることで、バランスよく鍛えられます。1日に10分間、週に3、4日行うのが理想的とされています。毎日行うことで疲労が溜まって逆効果になることもあるので、1日おきを目安にしてみると、良いかもしれません。慣れてきて物足りないと感じたら、回す時間を伸ばすなどして調整してもOKです。
フラフープの回し方のコツ
フラフープは子供の遊び道具でもあるため、誰しもすぐに回せるようになるはずです。ただ、慣れていないと、最初は上手く回せないかもしれません。そこで、回し方のコツをご説明したいと思います。まず、両足を肩幅程度に開きます。フラフープを回す方向の足を半歩前に出します。右に回すなら、右足を前に出します。膝は真っ直ぐ伸ばさず、少し曲げておきます。フラフープに勢いをつけて手から離したら、フラフープの動きに合わせて腰を前後に動かします。
フラフープの選び方
フラフープの大きさ
フラフープは床からおへその位置までの高さのものを選ぶのが良いとされています。標準的な体型であれば、90〜95cmのフラフープで問題なく回せるでしょう。
ですが、ウエストの太い人であれば、ウエストに合わせて、直径が大きいフラフープを選びましょう。ウエストが85〜94cmなら直径105cm、95～99cmなら直径110cm、100cm以上なら直径115cm以上を目安に選んでください。
また、胴回りが85cm未満で身長の低い人は、直径が小さめのフラフープを選ぶと良いでしょう。身長が141～150cmなら直径90cm、140cm以下なら直径85cm以下を目安にしてください。
フラフープの重さ
フラフープの重さは500g〜1kgあるとダイエット効果が高まると言われています。あまりにも軽いと、お腹への刺激も少なくなります。お腹の刺激を高めるためには、多少重さのあるフラフープの方が負荷も大きくなり、ダイエット効果が期待できます。
購入できるお店
ダイエット用のフラフープであれば、通販でも購入できます。邪魔にならない組み立て式は持ち運びにも便利です。100均でも組み立て式が売っていますので、手軽に始めたい場合は、まず100均のフラフープで試してみても良いでしょう。ただ、回しにくいといった口コミもあるので、本格的に痩せたいのであれば、やはりダイエット用のフラフープがおすすめです。
フラフープをする時の注意点
フラフープは一度コツが掴めるとすぐに慣れるので、長時間続けてしまうことも。単純な動きとはいえ、身体にかかる負担は大きいので、長時間回し続けないよう時間を決めて回しましょう。腰を痛めている時はやらない、腰が痛いと感じたらすぐに中止するなど、腰への負担がかからないように注意してください。腰を動かし過ぎないこともポイントです。
フラフープを回すおすすめの場所
フラフープは家でも回せないことはありません。ですが、若干の広さが必要になります。もし荷物が多くて部屋で回すのが危険な場合は、公園など広い場所を探しましょう。その気になればどこでも回せますが、公園では目立つ可能性も捨て切れません。夜の公園でこっそりやるにしても危険が潜んでいるかもしれませんので、誰かと一緒にやると良いでしょう。どうしてもスペースがないという人には、エアーフラフープがおすすめです。フラフープがなくても腰の運動はできます。エアーフラフープならば、会社の休憩時間にも可能です。エアーフラフープもフラフープがある時の要領と同じやり方です。1日5分以上を目安に頑張ってください。
お腹だけじゃない！二の腕のたるみにも効果あり
フラフープはたるんだ二の腕にも効果が期待できます。片手にフラフープを持ち、肩幅程度に足を広げて立ちます。フラフープを肩の高さまで上げていき、腕は真っ直ぐ横に伸ばします。腕は体から離していくように伸ばしながら、手のひらと手首を使うように意識してフラフープを回転させます。10〜20回、左右ともに2セット行います。
まとめ
子供の頃遊んだフラフープを使って楽しくダイエットできるので、フラフープダイエットが今注目を集めています。ですが、やり過ぎると腰を痛めてしまうこともありますので、無理し過ぎない程度に回しましょう。楽しみながら腰のくびれを作ったり、二の腕のたるみをなくせるので、運動嫌いな方も是非フラフープダイエットを試してみてくださいね。
関連記事：太っていても水に浮ける？デブにオススメの水泳ダイエット
関連記事：ボクサーの減量方法をダイエットに取り入れてみる
