デブは就職活動で不利なのか?

「太っていると就職が不利」は本当なのか

デブは就職活動に不利なのか

都市伝説?それとも事実?

人間は、太っているというただそれだけの理由で様々な物事を決め付けられてしまうことかあります。いわく、太っているとモテない。いわく、太っていると早死にする。まだまだ他にも色々とありますが、「太っていると就職が不利になる」という言葉も何故かよく耳にしませんか?
ほかの就活生と同じ学歴や能力を持っているのに、もしも本当に太っているというだけで就職が不利になるのだとしたら不平等のように感じますが、採用する企業側の立場や考え方はどういったものなのでしょうか。

外見を重視する企業や業種は存在する

人は見た目も重要

これは体型だけではなく、顔の作りも含めたルックス全般の話にもなりますが、面接官にとって最初の印象となるのは見た目です。普段の生活の中でも、清潔感や可愛さ、かっこよさ、表情などから「この人、何だか良い人そうだな」と思うことがありますし、反対に「何か感じが悪い人だな」と思うこともありますよね。
それは面接官にとっても同様で、ステータスだけでは読み取ることのできない雰囲気や直感を全体像から読み取り、そこから「好印象」と「悪印象」に分けられます。一概に太っているという理由だけで悪印象を持たれるというわけではありませんが、「しっかりした人を採用したい」「ルックスの良い人を採用したい」と考える企業や面接官に当たってしまった場合には、太っているということだけで選考の対象外になったとしても不思議ではありません。

見た目を重視する職場も多い

見た目を重視する職業

例えば、お客さんと日々接する機会の多い接客業や受付業務では、なるべく企業のイメージを向上させたいという理由から従業員の見た目を重視する場合も多く、そうなってしまうと太っている方が採用されるには不利になることが否めません。機敏さや運動量が求められる職場においても同様で、体型を理由に「この人はウチの仕事には合っていなさそうだな」と思われてしまうと当然はじき出されてしまいます。
綺麗事ではなく、見た目を重視する職場や職種は確かに存在していますから、そういった会社の面接を意識的に回避することによって時間を有効活用し、就活の勝率を高めることができます。

健康面や性格面のリスクも選考基準になり得る

太っていると自己管理能力が問われる

働き盛りで離脱されると会社は困る

冒頭でも指摘しましたが、太っていると他人から思いもよらない決め付けをされてしまうことがあります。太っている方は「早死にしそう」「病気になりやすそう」といったイメージや偏見を持たれてしまうことが往々にして起こります。企業の立場としては、採用した人物が仕事を覚え、戦力として育ち、働き盛りになったタイミングで病気になられてしまったり、倒れられてしまっては困るわけです。そういった理由から、太っている=不健康というイメージを抱えている会社は、太っている体型そのものをリスクとして捉える傾向にあり、採用を受けるためには不利に働いてしまいます。

自己管理能力が問われることも

特に欧米の企業では、太っているという理由だけでなく、タバコを吸うというだけでも敬遠される傾向にあります。これは「自己管理能力が低い」と判断されてしまうからであり、残酷な言い方ですが「自分の体重管理ができない人物が、仕事の管理をきっちりと行えるはずがない」という企業側の発想に直結してしまうためです。レッテルや偏見であることも確かですが、太っている人をルーズだと捉える考え方があることも事実なのです。

太っていることを生かして就活する方法

企業にとっての不安要素をクリアにする

それでは、太っている人はほかの就活生と同じように職場探しをすることは困難で、就きたい職に就くことを諦めるべきなのでしょうか?決してそんなことはありません。あくまでも見た目だけにこだわり、重点を置いて採用基準としている会社は別ですが、それ以外のごく一般的な企業であれば採用は十分にあり得ます。要するに、企業が第一印象で抱いた不安要素をクリアにすれば良いのです。

デブでもスポーツ観戦をして好印象になる

不健康というイメージは、スポーツや運動を好んでいるというアピールをするだけでも覆る可能性があります。同じ太った体型の方が二人いるとして、一人が「趣味はゲームや読書で、休みの日は家で遊ぶことが多いです」と答え、もう一人が「趣味はスポーツで、休日は外に出ることが多く、野球やサッカーを観戦しに出かけます」と答えたとしたら、企業がどちらの就活生により魅力を感じるかは言うまでもありませんよね。
自己管理能力においても同様で、アルバイトや勉強の中で協調性や体調・時間の管理、タスクを確実にこなすことの重要性を学んできたことを主張し、その裏付けとして取得した資格についての説明などを加えれば、絶好のアピールになります。

第一印象は確かに重要ですが、やり方によっては逆手に取って有利な方向へと運ぶことも可能なのです。幼い頃にヤンチャを繰り返し、警察の厄介にもなっていたような人物が、一週間アルバイトを続けただけで「立派になった」「偉い」と評価されることがあります。コワモテで不良のような恰好をしている人が、子供やお年寄り、動物に少し優しくしただけで「すごく良い人だ」と思われることもあります。
そういった人たちは、第一印象とのギャップを生かすことにより、結果として自分を良く見せることに成功していますし、むしろ第一印象が普通以上だった人よりも得をしています。就活という舞台においても、感情を持つ人間が決定権を握っている以上、その原理を例外と言うことはできないのです。

自信を持ち、明るさや清潔さをアピール

太っている方が就活で最もやってはいけないことは、自身なさげにボソボソと暗そうに話すということです。世間一般で「デブ」というと、その印象は二つに大きく分かれます。一方は「根暗でネガティブなデブ」、もう一方は「陽気でポジティブなデブ」。
皆さんもそれぞれの人物像が思い浮かびませんか?前者はドラマ等で犯罪者として描かれることが多く、後者はお笑い芸人の方に多いタイプですよね。後者のカテゴリーに入れば、むしろ人間的な魅力を感じてもらうこともできます。自信を持って姿勢を正し、笑顔でハキハキと話すことが重要な理由はこのためです。

また、清潔さも就活においては重要な武器の一つです。身体の汗は必ず面接を受ける前にハンカチで拭い、シャツのボタンの隙間からお腹がはみ出していないかを確認しましょう。柄の入ったシャツやスーツを着用する際には、縦縞のストライプ柄がオススメです。ストライプ柄には体を長く見せる視覚効果があり、丸みを帯びた体型を隠し、カモフラージュすることができます。

特別な武器を身に付ける

体質や食べ物の好み、生活リズムなどの問題で体重を減らすことが困難だとしても、勉強を重ねて特別な武器を身に付けることはできるはずです。周囲のライバルが持っていない資格を取得すれば「即戦力」として見なされる場合がありますし、話術を伸ばすことでコミュニケーション能力に長けた人物だと面接官に認識させることもできます。
自分にしかない能力を見つけて生かし、武器として体に染み込ませることができれば、太っている・痩せているといった問題とは無関係に高く評価され、企業にとっての価値を感じ取ってもらえるようになることでしょう。

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