暑い夏を快適に過ごすためには、エアコンの効いた部屋でお昼寝をするなり、冷たいものを食べて涼しくなるのが最も簡単な方法ですよね。
ですが、エアコンの効いた部屋で冷たいものばかり食べていたら、外に出た時、一気にぐったりしてしまいます。電気代もかかるし、お腹を壊すかもしれません。もっと上手に、暑い夏を乗り切る方法はないのでしょうか?暑い夏を乗り切るには、エアコンや冷たい食べ物に頼る以外にも、涼しくなれる清涼アイテムがあります。
そこで今回は、夏の必需品「清涼アイテム」をご紹介します。
涼しく眠れる「睡眠グッズ」
熱帯夜が続くと、寝苦しくて睡眠不足になってしまいますよね。そんな時は、涼しく快適に眠れるグッズを使って、朝までぐっすり眠りませんか!?
①マット
寝るとひんやり感じられるマットは、寝苦しい夜も寝心地最高!冷蔵庫で冷やす必要もないので、手間いらず。省エネ・節電にもなるので、環境にも優しいです。
・冷却ジェル
マットの素材ですが、一般的には「冷却ジェル」が普及しています。ただし、最初こそ冷たく感じるものの、ひんやり感が続くのは、使用開始から30分程度とも。冷却ジェルのデメリットは持続性がないところにありますが、クーラーと併用すれば、比較的効果が持続します。また、薄さの割には重さがあり、中には10kg近いものもあるため、移動がちょっと大変だったりも。お洗濯も手洗いならOKですが、洗濯機で回すのはNGです。
・塩ジェル
持続性のない冷却ジェルに比べて、より長くヒンヤリ感じられるのが「塩ジェル」です。塩が結晶化すると放熱し、水溶化すると吸熱しますが、これを繰り返すことで、長時間冷却効果が持続します。その効果は冷却ジェルマットの3倍とも!
ただし、塩が結晶化するとゴツゴツとした感触があり、寝心地が悪いと感じる人もいるようです。温めて水溶化することで、平らに戻すことができます。塩ジェルも冷却ジェル同様、重さがあり、移動が大変という声もあります。
②敷きパッド
接触冷感素材を使用した敷きパッドもあります。触れた瞬間は冷却ジェルほどの冷たさはありませんが、持続性があり、ベタッとした不快感が少ないです。さらに、寝汗を吸収してサラサラと快適な状況が続く吸放湿機能や、消臭機能の加わった敷きパッドもあります。通気性抜群の3Dメッシュ構造の接触冷感敷きパッドもあります。表面が凸凹しているので肌に触れる面積が少なく、サラサラな肌触りです。
③枕
暑い夜が続くと、睡眠不足になります。頭に熱がこもっていると、なかなか寝付けないので、頭も通気性を良くすることで、心地良い眠りにつけます。「頭寒足熱」という言葉があるように、頭には熱を溜めない方がいいのですが、冷やし過ぎにも注意が必要です。頭は血管や神経が集中している場所なので、冷やし過ぎると血管が収縮して、血行不良を引き起こすことも。
・竹枕
そこで、暑い夏の睡眠時におすすめなのが、「竹枕」です。昔から涼を得るために使われてきた竹枕は、竹のヒンヤリ感と抜群の通気性で、心地良い眠りにつくことができます。髪の毛の量が多いと湿気がこもり、頭が蒸して寝苦しいのですが、風通しの良い竹枕を使えば、熱もこもりにくくなります。ほどよい弾力が頭を刺激するため、育毛効果があるとも言われています。
・そば殻枕
「そば殻枕」も昔から日本にある枕で、蕎麦の実の殻を乾燥させて、枕の材料に使っています。ひんやりした材質で、熱を拡散して頭を冷やします。汗も吸収してくれるから、快適です。自在に変形するため、どんな頭の形にもフィットします。ただし、湿気のある場所に長時間放置すると、虫が湧くことがあります。定期的に、天日干しが必要です。
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・アイス枕
ひんやり冷たいアイス枕。熱が出た時に活躍してくれますが、体温が高くなる夏に使うと、体温を下げてくれるので、快適に眠れます。凍らない冷却ジェルを使用しているのでやわらかく、頭にフィットします。冷凍庫で冷やして、繰り返し使えるので経済的!効果が10時間持続するものもあるため、持続時間と寝心地から枕を選ぶと良いでしょう。
④アイマスク
遮光性のあるアイマスクは、睡眠の質を高めてくれます。目の疲れを癒してくれるホットアイマスクもありますが、暑い夏には冷たいアイマスクがおすすめです。ひんやり冷たいアイマスクは、疲れた目元を冷やして、すっきりリフレッシュできます。
外出時に役立つ「快適グッズ」
⑤冷却スプレー
クーラーを使い続けていると、電気代が驚くほど上がってしまうこともありますよね。クーラーに頼らず涼しくなりたい!そんな時に、おすすめしたいのが、服の上からかける「冷却スプレー」です。
服を着たまま、服の上からスプレーをかけるだけで、ひんやり涼しく感じられます。スプレーした直後はちょっと服が湿りますが、乾けばサラサラになります。熱中症対策にもなるので、外回りの営業をしている人など、暑い日でも外出しなきゃいけない人にはおすすめです。少しメントールの香りがするので気分もリフレッシュできそうですね。
⑥ネッククーラー
暑さ対策には欠かせない「ネッククーラー」。首元に巻くだけで、ひんやり涼しくなれますので、暑さ対策や熱中症対策に大活躍。リーズナブルな上に、簡単に装備できるため、どこでも涼を得ることができます。
ネッククーラーには、水で濡らすタイプと保冷剤を使うタイプがあり、保冷剤には固くならないジェルタイプもあります。保冷剤が固くなければ、首に巻いてもしっかりフィットします。ただし、保冷剤を使うタイプは、溶けてしまうと効果がなくなります。最初だけは凄く冷たくて気持ち良いのですが、長時間の外出には不向きです。
一方、水を含ませて使うタイプは持続時間が長く、繰り返し使えて経済的です。外出先でも水に浸せば、ひんやり感が復活します。水が蒸発する時に熱を奪う気化熱を利用したものや、生地にジェルを内蔵したものもあります。ただし、気化熱を利用したネッククーラー のお手入れには、軽く水洗いする程度しかできないものもあります。
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中には、抗菌防臭効果やUVカット効果がプラスされていたり、スポーツタイプのものやオシャレなデザインもあるので、シーンに合わせてネッククーラーを選ぶと良いかもしれないですね!
⑦瞬間冷却剤
カイロのように持ち歩き可能な瞬間冷却剤は、叩くとすぐに冷えますが、持続時間は30分から50分程度と1時間以内。1度使用した後は、冷凍後でしっかり冷やすことで、蓄冷剤として使用できます。猛暑が続く夏には、瞬間冷却剤を1つ、カバンに潜ませておくと安心です。長時間屋外にいなくてはならない時でも、瞬間冷却剤があると便利です。
⑧冷却シート
熱くなったおでこを冷やしてくれる「冷却シート」。急な発熱時や頭痛で辛い時に活躍します。もちろん、体調が悪い時だけではなく、暑さ対策として使う人も増えています。たとえば、炎天下の中を歩き回るサラリーマンは、背中や首筋に冷却シートを貼って、暑さ対策をしています。レジャー時や睡眠中に冷却シートを貼る人もいるようで、様々な使い方をされています。
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まとめ
エアコンを使い過ぎると、電気代が大幅にオーバーしたり、クーラーの使い過ぎで、夏バテ気味になってしまうこともあるかもしれません。そんな時は、節約になる清涼関連グッズを、うまく取り入れてみませんか?クーラーのように長時間身体を冷やし過ぎないので、身体にも優しいです。清涼アイテムを活用して、夏を乗り切ってくださいね。
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