デブのジョギングを始めるときに気をつけるべきこと

最も避けるべきは健康やケガのリスク!

太った人のランニング

無理を伴うランニングに深刻なトラブルは付き物

「痩せよう!」と思ったときに思い浮かべるダイエット法において、今も昔も定番となっているのがランニングです。特別な道具が無くてもすぐに始められますし、ジムなどの有料施設に出向かなくても自宅から一歩外に出れば始められますから、我々にとって非常に身近でチャレンジしやすい運動であると言えますね。
しかし、誰でも気軽にスタートできるランニングではありますが、内臓を含めた体にかかる負担が大きいギャップのある運動であることも確かで、特に太っている人の場合には深く注意しなければなりません。東京マラソンでタレントの松村邦洋さんが倒れ、一時心肺停止状態となったことは記憶に新しいですが、一気に長距離のランニングを行ったり、無理のある速度でランニングを行うと心臓に急激な負担がかかり、命に係わる重大なトラブルを招く危険性も否定できません。少しでも体に異常を感じたらすぐに運動を止め、しっかりと水分を補給し、回復しなければ救急車を呼ぶことも視野にいれましょう。

膝や腰にかかる負担も大きい

ランニングでは跳ねるようにして体を動かしますから、体重が乗る腰、そして体重を吸収する役割を担う膝にかかる負担は想像以上に大きくなります。現在の全体重が腰や膝に圧し掛かることを想像すれば、それぞれの部位にとってどれだけのダメージになるかは誰でも理解できることでしょう。
これらの部位は一度故障すると治りにくく、症状が重いとクセになってしまったり、場合によっては障害を抱えてしまうほどの大きなダメージを負ってしまうこともあります。最初は片膝だけが痛んでいるだけの状態でも、片膝を庇って走ることで反対側の膝も痛み、両膝を庇っているうちに今度は腰も壊し…といった負の連鎖が起こる場合も多いのです。どこか一ヵ所でも痛みを感じ始めたら、ランニングを取りやめてウォーキングに切り替えるといった柔軟さも、太っている方がランニングする際には求められる要素です。

コースについて入念に下調べする

もう一つ、特に注意しておきたいのがランニングを行うコースです。車や自転車と並走することの多いコースを選んでしまうと交通事故に巻き込まれる恐れがありますし、かといって人通りが少なすぎる場所を選ぶと、万が一体調が悪化して倒れてしまった際に、誰にも気付かれないまま長い時間が過ぎてしまいます。少なくともランニングに慣れるまでの間は、皇居周辺のようなランナーの多い有名なコースを選んだり、道幅が広く、車と接触する可能性の無い安全な道を選ぶことを心がけましょう。また、なるべく坂道を避けて走ることも体の負担を減らすためには重要なポイントになります。

ランニング用のグッズを揃えよう

ランニングを始めるための準備

ランニングシューズは欠かせない

普段着のTシャツやスニーカーを使ってランニングすることもできますが、形から入ることも大事ですよね。ランニング用のグッズを購入すれば、「せっかくお金をかけて揃えたのだから、中途半端に止めずに頑張ってみよう」という気持ちになりやすく、長続きさせやすくなります。そしてランニング用のグッズとして何よりも欠かせないアイテムで、真っ先に購入すべきなのがランニングシューズです。
売り場で眺めているだけだと、普通のスニーカーと大差ないように感じられるランニングシューズですが、手に取ってみるとあまりの軽さに驚くはずです。シューズが軽くなるだけで足の動き方や負担の感じ方が大きく変化しますし、走りやすいようにシューズの底の部分はクッション性にも富んでいますから、本格的なランニングを開始する前に必ずシューズをゲットしておきましょう。

寒い時期にはウインドブレーカーが便利

春先から夏場にかけてはシャツ1枚で飛び出すことができますが、肌寒さを感じるようになると外に出てランニングすることが億劫になってしまいがちです。普段着のコートやダウンジャケットはファッション性や暖かさだけを重視して作っていますから、はっきり言ってランニングには全く向いていません。
寒い時期におすすめの上着はウインドブレーカーです。薄い素材でできていますが、風を遮断して熱を保つ構造になっていますから、走っていると寒さを感じることがあまりありません。しかもクシャクシャにして畳んでしまえばカバンの中にも簡単に収納できますし、水を弾く素材でフードも付いていますから、急に雨に降られても対応できます。それでも寒さを感じるとう場合には、手袋やネックウォーマーを併用しましょう。

女性はスポーツブラを着用すべし

女性の場合にはシャツの下にスポーツブラを着用しましょう。ランニングをすることによって胸が揺れると、単純に走りにくくなりますし、靭帯を緩ませることによって胸が垂れてきてしまいます。そういった美容に関連する予防策としてもスポーツブラは有効な処方になりますから、必要最低限の装備とすることを忘れぬように気を付けてください。



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体に負担がかかりにくい走り方とは

太った人のジョギング

 

足をしっかり前に出して、つま先から着地する

ジョギング初心者や太っている人の場合、自然と内股やガニ股になってしまうことが多く、そのままにしていると常に膝に負担をかけた状態で走ることになってしまいます。その走り方では長時間足を動かし続けるということは無理ですし、数週間、あるいは数日間ランニングを行った段階で膝が悲鳴を上げ、歩くことも難しくなるほどに痛んでしまうことがあります。ですから、第一に意識付けることとしては、脚を曲げずにしっかりと前に出して走ることです。ランニングシューズから20〜30cmほど前方に視線を向け、次に出す足の位置を確認しながら走ると、軸がブレずにまっすぐ走りやすくなります。
着地する際にどこから地面に着くべきかという点に関しては諸説あり、プロの間でも意見が分かれていますが、太っている方の場合にはつま先から着地することをオススメします。つま先から着地する場合とカカトから着地する場合の両方を歩きながら試してみると分かりますが、つま先から着地するとカカトをクッションとして経由し、力を入れることなく自然につま先で地面を蹴って次の一歩を踏み出せることに対し、カカトから着地するとクッションなしで即座につま先で地面を蹴らなければならず、より強力な力を加えなければなりません。当然、後者のほうが足にかかる体重が大きく、負担が増してしまいますから、つま先から着地したほうが体力の消耗を維持することができるのです。

上半身に重心を置いて走る

初心者の方がランニングを行うと、下半身を動かすことばかりに集中してしまい、重心を脚に取られてのけぞるような格好で走ってしまうという光景を多く見かけますが、この走り方は誤りです。ランニングを行う際に理想的な重心の位置は上半身、その中でもおへそ付近がベストであり、常に脚よりも前に上半身を押し出すようなイメージで走るというのが正しいフォームになります。
太っている方の場合には、特に下半身よりも上半身の体重が重い場合が多く、前のめりのような格好で走ることによって重心が前に傾き、体全体が自然と前に押し出されるように動き出します。このエネルギーを利用して、前方に引っ張られるようにして走れば、自然と脚にかかる負担が減り、軽やかで疲労を感じずに走れるようになるのです。

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