今だからこそ注目したい、パーソナルジムにはない『普通のジム』の魅力

通常のジムとパーソナルジムの違い

現代の主流はパーソナルジムに移行しつつある

ライザップの台頭をキッカケにそれまでのジムの在り方は一新されつつあり、現代のトレンドは通常のジムからパーソナルジムへと確実に移行しています。パーソナルジムは、ジムに所属するトレーナーによるマンツーマンのレッスンを受けられるというのが前提となっており、ジムで行うトレーニング以外にも、日々の食事のメニューに関する管理まで受けられることをメリットとして押し出しているジムも多数存在しています。

一方の一般的なジムの場合には、一人一人に対してレッスンの間ずっと特定のトレーナーが付くということはありません。器具の使い方やサプリメントの摂り方についてスタッフにアドバイスしてもらうことは可能ですが、トレーニングはあくまでも自分の力だけで行うことが普通です。ただし時間や回数に縛られることが無く、好きな時間に好きなだけトレーニングに打ち込めることが通常のジムの利点です。

通常のジムは劣っているのか?

パーソナルジムに大きな魅力があることは事実ですが、その利点ばかりが注目され、一般的なジムと比較して遥かに優れているといった切り口のコラムも頻繁に目にします。時代遅れ、あるいは劣っていると見られることも増えてきた従来型のトレーニングジムですが、果たして本当に無視すべき存在なのでしょうか。パーソナルジム以外の魅力やメリットについて深く迫ってみましょう。

通常のジムにしかないメリットとは

好きなだけトレーニングができる

パーソナルジムの場合には、最初に契約を結ぶ際にコースを選択し、一定期間に集中的なトレーニングを重ねることによって目標値のクリアを目指します。したがってジムに通える回数は「16回」「24回」など限られたものになりますが、通常のジムではそのような縛りが無いことがほとんどです。

通常のジムの契約方式は「月額制」が採用されている場合が多く、一定の料金を支払えば何度でも、何時間でも好きなトレーニングを積み重ねることができます。中長期的な目標が明確という場合や、半年後や一年後にもトレーニングを継続して、理想的な肉体を維持し続けたいと考えている場合には、通常のジムを選んだ方が目的を達成しやすくなるかもしれません。

マイペースで通える

マイペースで通えるジム

制限無く何度でも通えることも通常のジムのメリットですが、日にちを指定されることなくマイペースでジムに通えることも特徴的なポイントです。パーソナルジムは個室やトレーナーを独占する形でしかトレーニングを受けられませんから、スケジュールの都合上前もって予約を入れなければなりませんし、もしも希望する日時に予約を入れることができなければ、仕事やプライベートの時間を削って強引にジムの日程を作らなければならない場合もあります。

その点、通常のジムの場合には好きなときに通えるのですから、ジムの日程に生活リズムを合わせる必要など一切無くなります。どうしても気分が乗らないという日や、体調が優れない日にはもちろん休むことができますし、雨天や荒天時にもジムに通う必要が無くなります。ジム側から目標が設定されることも無いので、トレーニングに対して焦らずのんびりと取り組めますから、急激なダイエットは望まずに着実に美しい肉体を手に入れたいと考える方にとってメリットが多いのです。

トレーナーとの相性を心配しなくて良い

トレーナーとの相性が合うのか不安

プライベートジムではトレーナーと1対1の空間になるのですから、相性の問題は極めて重大です。冷静で理論派なタイプのトレーナーを望んでいるのに熱血漢タイプのトレーナーが付いてしまうというのはよくある話ですし、どうしても話が合わずにコミュニケーションを取れないというケースもあれば、中には指導が厳しすぎてジムに通うのが嫌になってしまうということも起こり得ます。

通常のジムでのトレーニングにおいては、そもそもマンツーマンのトレーナーなど自分で希望をしない限り基本的には付くことがありません。もしも勤めているスタッフと感覚が合わないと感じたとしても、苦手なスタッフと交流を持つ必要など無いのです。自分にとって相性の良いトレーナーが見つかるまで様々なスタッフと話をしてみるという方法を取れることも、通常のジムにしか無い利点と言えるのではないでしょうか。

友人同士やカップルでも参加しやすい

カップルや友人とジムに通う

特に初めてジムに通うという場合には「本当にそのジムで上手くやっていけるだろうか」「孤独で嫌にならないだろうか」「一人きりでトレーニングをするのが不安」といった不安を抱える方も多いはずです。ペアで利用できるプランを用意するパーソナルジムも存在していますが、やはり個室でのマンツーマントレーニングが基本ですから、パーソナルジムのポテンシャルを完全に生かせるとは言い難いというのは間違いないでしょう。

しかし通常のジムでは、同じ空間で仲間とトレーニングに励むことができます。家族と一緒に体を動かすことも、友達とグループになって運動にでかけることも、カップルでデートの一つとして一緒に汗を流すことも可能になります。通い始めたときは一人でも、よく一緒になる人と仲良くなり、世代や立場を超えて友達同士になれるかもしれません。お互いに励まし合うことがモチベーションの向上にも繋がりますから、誰かと一緒にトレーニングに励めるという点は極めて大きなメリットになります。

通常のジムにはどんな人が向いている?

高いモチベーションを持っている人

モチベーションが高い人はジム通いが続く

通常のジムに通っても失敗しない人の特徴を一つ挙げるとすれば、それはトレーニングに対して高いモチベーションを持っている人です。通常のジムには契約期間中は通い放題ですが、反対に言えば通うことを義務付けられる日はありません。食事の管理をされることもなく、ジム側との面談が設定されることもありません。ですから、ジムに通い続けて目的を達成させるという意思が強くない人は、「面倒」「疲れた」「その気になれない」といった理由で、ジムから足が遠のいてしまうかもしれません。

ですが、モチベーションが高ければ話は別です。今日も明日も明後日もジムに通うことができますし、その都度お金がかかるということも普通はありません。一週間に一度、あるいは二週間に一度といったトレーニングのペースに物足りなさを感じそうだという方は、確実に通常のジムに向いています。

低予算でジムに通いたい人

低予算でジムに通いたい

通常のジムの会費は、ジムや店舗によって異なりますが、一ヶ月あたり1万円前後も支払えば使い放題になることの場合が大半を占めています。パーソナルトレーニングジムとして最大手のライザップでは、入会金だけで5万円が必用になりますし、二ヶ月や三ヶ月といった短期間で数十万円の契約を結ばなければなりません。ライザップ方式を取り入れた安価なパーソナルジムでも、月額に換算するとやはり10万円単位の契約になってしまいます。

そういったお金を使わずに、安価でトレーニングを行いたいという方や、ジムでのトレーニングが本当に自分に合っているのかどうか分からないという方が、お試し感覚で通常のジムを利用してみるというのも大アリでしょう。パーソナルジムにはパーソナルジムの、通常のジムには通常のジムの魅力がありますから、どちらのタイプが自分に適しているのかを事前に分析し、より合っていると感じられるジムを選択することが重要です。  

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